【重要】令和8年熊本地震・三元神社復旧支援金 ご案内はココから

【開催報告】「大和言葉と言霊のやさしい入門講座」―ことばから、日本と自分を見つめる時間

目次

子どもたちに、ことばを手渡す。

2026年9月13日、阿佐谷地域区民センターとオンラインをつなぎ、

「大和言葉と言霊のやさしい入門講座
〜絵本『やまとことば神話』を語り継ぐために〜」

を開催しました。

今回の講座は、私たちが毎日のように使っている日本語を入口に、大和言葉、五感、言霊、そして古事記へと世界を広げながら、日本のことばや物語を次の世代へどのように手渡していけるのかを考える時間として企画したものです。

NPO法人 日本児童文化教育研究所では、子どもたちへ日本の伝統や文化を伝えていく活動を続けています。

昔から伝わるものを、ただ「知識」として残すのではなく、今を生きる私たち自身が面白いと感じ、そこから家庭や地域へ、そして次の世代へと伝え広めていく。

今回の講座も、そんな小さな一歩となりました。

「見る・観る・視る・診る・看る」――なぜ、すべて「みる」なのでしょう。

講座は、そんな身近な問いから始まりました。

「見る」
「観る」
「視る」
「診る」
「看る」

漢字で見れば、それぞれ意味が違います。

ところが、声にすると、すべて同じ「みる」です。

では、漢字をいったん外して、「みる」という音そのものから考えてみたら何が見えてくるのでしょう。

講師が学んでいる大和言葉の「音義」という見方では、一つ一つの音の働きを手がかりに、ことばを読み解いていきます。

「みる」という身近なことばから、人を見ること、子どもを見ること、自然や社会を見ることへ。

参加者のみなさんも、普段あまり意識することのない日本語の音に、じっくり耳を傾けていました。


五感は、世界と関わる入口

講座では、「みる」からさらに、

きく。
かぐ。
あぢはふ。
ふれる。

という五感に関わる大和言葉へと話が広がりました。

五感というと、外から情報を集める働きとして考えがちです。

しかし一つ一つのことばを見つめてみると、

自分は何を見ているのか。
何をきいているのか。
世界をどのように感じているのか。

という、自分自身への問いにもつながっていきます。

大和言葉を学ぶことは、昔の日本語について知識を増やすことだけではありません。

ことばを入口に、人や自然との関わり方、そして自分自身の在り方へ立ち返ってみる。

今回の講座では、そんな大和言葉の面白さにも触れていただきました。


参加者の心に最も残ったのは「五感と大和言葉」

講座後には、参加者のみなさんにアンケートへのご協力をいただきました。

その中で、最も多く「印象に残った」と選ばれたのが「五感と大和言葉」でした。

回答者の63.6%が選んでいます。

さらに、「今後もっと深く学んでみたいこと」として最も多く挙げられたのは、

「大和言葉の一音一音の意味」

でした。

一時間という限られた時間の中でご紹介できたのは、大和言葉の世界のほんの入口です。

それでも、

「もう少し知ってみたい」

という気持ちが生まれたことを、私たちも大変嬉しく感じています。

参加者アンケートより
「五感と大和言葉」が最も印象に残ったテーマに。

(回答数ベース。複数回答可。)

「もっと知りたい」「子どもに伝えたい」

アンケートには、こんな声も寄せられました。

「もっと大和言葉が生まれた背景のお話を聞いてみたい」

「言霊についてもう少し深く理解して、子どもに伝えていきたい」

「もっと色々なことを伺ってみたい」

私たちにとって特に嬉しいのは、単に「面白かった」で終わらず、「もう少し知りたい」「子どもにも伝えたい」というところまで関心が広がったことです。

文化は、知識として保存されているだけでは次の世代へはつながっていきません。

まず大人自身が、

「面白い」
「もっと知りたい」
「誰かに話してみたい」

と感じること。

そこから、人から人へことばや物語が伝わっていくのではないでしょうか。


絵本から、古事記へ。そして次の世代へ。

今回の講座の副題は、

「絵本『やまとことば神話』を語り継ぐために」

でした。

古事記には、日本という国のはじまりや神々の物語が描かれています。

それを最初から難しい古典として学ぶのではなく、一冊の絵本を入口に、

読む。
感じる。
誰かに話してみる。

そんなところから始めてもよいのだと思います。

今回も講座の最後に、絵本『やまとことば神話』をご紹介しました。


一冊の絵本から、家庭へ。家庭から、地域へ。

NPO法人 日本児童文化教育研究所では、これからも日本のことばや神話、伝統文化を、今の暮らしにつながる形でお伝えしていきたいと考えています。

今回の講座を開催して改めて、「知ってもらう」ことがゴールではないと思いました。

知る。
心が動く。
もう少し学んでみる。
そして、いつか誰かに話してみる。

家庭で。
地域で。
子どもたちのいる場所で。

そんな一つ一つの小さな営みが、日本のことばや文化を未来へつないでいくのだと思います。

今回ご参加くださったみなさま、そして開催にあたりご協力いただいたみなさま、本当にありがとうございました。


今後の学びについて

今回の講座では、「みる」「きく」など身近なことばを入口にしました。

今後は、

大和言葉の一音一音や、
古事記に登場する神々の名前を音から見ていく学びなど、

今回の続きをもう少し深く学べる機会も検討しています。

今後の講座やイベントについては、NPO法人 日本児童文化教育研究所のWebサイト・SNSでご案内してまいります。

今回のお話を聞いて、

「大和言葉って、少し面白そう」

と思われた方は、ぜひ次の機会にご一緒ください。

関連ページ

今回の講座の開催案内はこちら
→ 「大和言葉と言霊のやさしい入門講座」開催案内 開催案内を見る

講師・山本幸臣の大和言葉の読みものはこちら
→ やまとことば.jp やまとことば.jpを見る

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

​やまとことば姓名師・言本師
​山本幸臣(Yukio-mi YAMAMOTO)

約10年間の国家公務員勤務を経て、企業の事業企画、新規事業開発、広報などに携わる。日本各地や海外でさまざまな文化や人に出会うなかで、「日本人のものの見方や感じ方の根っこには何があるのか」に関心を持ち、大和言葉の世界へ。

林英臣氏に師事し、大和言葉一音一音の意味と、その音義による古事記・姓名の読み解きを学ぶ。

現在は、やまとことば姓名鑑定を通して、名前からその人自身を見つめ直す機会を届けるとともに、古事記の読み語りや講座を通して、大和言葉や日本文化を家庭や地域から次の世代へつないでいく活動に取り組んでいる。

コメント

コメントする

目次